中国メディアの今日頭条はこのほど、北海道小樽市について紹介する記事し、「小樽市は40代以上の中国人が憧れてやまない街」であることを伝えている。
記事はまず、小樽の歴史について紹介。北海道は主に明治以降に開発されたため、小樽には西洋風の建築物が多く、日本海に面したその地理的優位性から港町として大きく発展したと伝えた。しかし、その後北海道の他の都市が発展していき、近くの札幌が台頭してきたため、小樽は衰退していったという。
だが、1980年代ころの好景気と人々の生活レベルの向上のチャンスをつかみ、小樽は西洋風の風景を活用した観光地として成功することができたと記事は紹介。小さな都市ではあるものの、近代化した札幌と比べると小樽には北国の趣が色濃く残っているのが魅力だとしている。
また、1970年代生まれの40代以上の中国人にとって、小樽は映画「Love Letter」の舞台として非常に思い入れがある街だと記事は紹介。この映画は中国人にも人気が高く、中国でリメイク作品が作られることが決まっている。ほかにも、小樽はカニ、サケ、コンブなどの海産物やガラス細工などの工芸品、そしてオルゴールが有名で、たくさんの魅力があることを伝えた。
実際、小樽はこれまでも中国人に人気の観光スポットで、一時は土産物店などが並ぶ小樽運河のあたりは原宿並みの人混みになったこともあるようだ。今は新型コロナウイルスの影響で訪日中国人は激減しているが、ウイルス収束後はまた多くの中国人観光客が小樽を訪れることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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