中国のポータルサイト・百度に15日、「日本人はどうして跪いてのサービスが好きなのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本を訪れた中国人観光客が感じることの1つに日本のサービスの周到ぶり、細やかさがあり、中でもショップや飲食店の店員がイスに座った客に対して跪く姿勢で接客を行うことに深い印象を覚える人が少なくないと紹介した。


 その上で、日本のサービス業におけるサービス姿勢はとても厳格であり、客が店を出る際にはお辞儀をして送り出すほかに、客に対して跪いて接客することを基本動作としているところもあるとし「どうして日本人はこんなに跪くのが好きなのか、膝が痛くならないのか」と疑問を提起した。

 そして、日本には古代中国から伝わり、現代まで残っている正座の文化があることに言及。正座は日本の伝統文化においてオフィシャルな座り方で、相手をリスペクトする意味も含まれているため、重要な客人を迎え入れる場合などは多くの人が正座をするのだと説明している。

 飛行機の客室乗務員や、居酒屋の店員など、座っている客に対して膝をついて接客するシーンは確かにしばしば見かける。その理由は、客の目線よりも上から接客するのは失礼であり、同じ目線の高さ、あるいはそれ以下にまで落とすことで客に圧迫感を与えるのを防ぐといったことのようである。両膝を完全に地面につけて座る正座とはちょっと違うが、「正座の文化があるからこそ、日本人は跪く姿勢をとることに慣れている」という見方はおもしろい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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