記事はまず、日本は特に2000年以降の自然科学分野の受賞者数で際立っていると紹介。ノーベル平和賞は政治的な主観が入るものの、「自然科学分野では公平に評価されている」と主張し、その自然科学分野でこれだけの数を受賞してきた日本を「どうしても評価せざるを得ない」と率直に称賛している。
それにしても、なぜ日本にはノーベル賞受賞者が多いのだろう。記事は、「日本が教育を重視してきたため」と分析。科学者や文学者を尊敬する風潮があり、それは紙幣に印刷される人物の選定にも表れているとした。これは1元札から100元札まで全て毛沢東である中国とは異なっている。また、日本は教育者と科学者の収入が高いとも伝えている。
さらに、「子どもたちに数学の楽しさを教えること」も必要だと主張している。数学は自然科学の基礎なので、優秀な科学者を育てたいなら、子どもたちに数学の楽しさを教えることから始めるべきではないかと論じている。
ノーベル賞受賞者の多くが、科学に興味を持ったきっかけは子どものころだったと振り返っている。中国では成績第一の詰め込み式で「学ぶことを楽しむ」のとは真逆の方向に進んでいるようだ。
【関連記事】
日本の清潔さは確かに驚きだ。だが、「もっと驚異的なのは・・・」=中国
日本の非常食はすごかった「我が国の石のように硬いカンパンとは違う」=中国
日本人にとって「日常の光景」でも、中国人にとっては「驚嘆の光景」とは
日本の様々な「スポーツ」の成功の背後にあった重要な要因とは=中国
枢軸国だった日独伊のうち「なぜ日本だけが今でも軍隊を保有できないのか」=中国