外国で生活するということは、言葉の壁や文化・習慣の違いなどで苦労も多く、現地の人の助けがあると大変ありがたいものだ。日本で暮らす中国人も同様であり、異国の地で助けられた経験はその人の貴重な財産となるだろう。
中国メディアの今日頭条は27日、「日本で感動させられた瞬間」と題して、日本で生活する中国人女性の体験を紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者はまず「知らない人」から親切にされた例を紹介。レストランで食事をしてから帰宅後、財布を店に置いてきてしまったことに気づいたという筆者は、急いでタクシーで戻ったが、運転手に事情を説明すると親身になって助けてくれ、アドバイスもしてくれたという。そして、無事に財布を取り戻せたそうだ。また病院へ行けば医者がとても優しく、親身になって対応してくれるため「中国とは全然違う」と述べている。

 また、筆者は「周囲の人」からも親切にされているという。留学生時代は貧しく家賃の支払いも大変だったが、大家さんは多少支払が遅れてもいいと融通を聞かせてくれたことや、結婚した日本人の夫は筆者が病気になった時によく看病をしてくれ、「少しも亭主関白ではない」とのろけている。そのためか「私の目から見ると、日本人男性はとても責任感がある」と称賛した。

 さらに、就職してすぐのころは顧客との電話に苦労していたものの、同僚が親切に敬語や日本語を教えてくれたことや、同僚たちと食事に行った際には、入社したばかりであまりお金がないことを気遣い、ごちそうしてくれた同僚がいたと紹介。「割り勘が常識の日本でごちそうしてくれるというのは簡単なことではない」と感動した様子だ。

 筆者のような体験をすれば、日本人に対する印象が非常に良くなるのは当然だ。もちろん、どこの国でも良い人もいれば悪い人もいて、筆者も毎回良い体験ばかりというわけではないだろうが、親切にしてもらったことを忘れず感謝の気持ちを持っていれば、大変なこともある外国の生活もずっと楽しくなるに違いない。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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