しかし、もともとこの日は中国では90年代ごろから「独身の日」として認識されており、独り身どうしで集まって盛り上がろうじゃないかというところから各種イベントが行われるようになり、そこから「EC祭り」に発展していったのである。
中国のポータルサイト・百度に3日、そんな「独身の日」が間近に迫る中、日本の大学の研究グループが「彼女との手つなぎ散歩」が疑似体験できるロボットアームを開発したことを紹介する記事が掲載された。
記事は、岐阜大学の研究グループが、「彼女の手をつないで散歩する時の、手から伝わるドキドキ感」を疑似体験できるロボットアーム、その名も「お散歩彼女」を開発したと紹介。主にスマートフォン、マイコン、圧力センサー、フィルムヒーターといったユニットから構成されており、肌は人間の皮膚に近い素材を用い、筋肉の軽微な振動をリアルに再現できるとしたほか、手をつないで歩く時の腕の軌跡を検知し、AIによって腕の振れ幅をシミュレーションすることで、相手のペースに合わせて腕を振ることができると伝えた。
さらに、フィルムヒーターでリアルな体温を実現し、圧力センサーにより相手の力に合わせて握り返すことも可能であるほか、手汗を出したり、シャンプーの香りをしみこませた布を加熱することで「彼女の匂い」を再現したり、さらには足音や服の擦れる音、呼吸音をスピーカーから再生したりと、高い臨場感を実現していると紹介した。
まさに「独身の日」にぴったりな日本の「ブラックテクノロジー」の情報に、「また日本人がとんでもないものを作った」という感想を抱いた中国のネットユーザーも大いに違いない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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