
記事はまず、中国企業の特徴をいくつか指摘している。まず、「日本の企業は経営をしている。中国の企業は金儲けをしている」と述べている。どういうことか。日本企業は商品の価値を高めることに目を向け、商品開発に「集中」する。筆者は日本の起業家と何人も話したことがあると述べ、「彼らは一様に自社の製品について嬉々として語ってくれた。商品の開発そのものを楽しんでいるのだ」。一方で、中国の経営者の多くが商売に成功すると、すぐに不動産、株式などに投資を始め「分散」する。「中国人の経営者は、単にお金儲けをしているにすぎない」と分析している。
さらに記事は「日本は、中国に多くの技術をコピーされ苦境に陥った。しかし、そのために日本は技術革新をしなければならなくなり、多くの企業が新たな技術の開発に必死になっている。一方、中国はコピーした技術で商売し、そのお金で投資をし、単なるお金儲けをしようとする。事実、中国企業の多くの工場は歴史が浅いわりに設備が老朽化しているところが多い」と、技術開発を軽視する現在の中国の状況を嘆いている。