記事は、現在中国では消費活動の大部分をモバイル決済で行っており、支付宝(アリペイ)と微信(ウィチャットペイ)が二大巨頭化していると紹介。
一方で、米国や日本のような資本主義の先進国では中国式のモバイル決済がなかなか普及しないと指摘。「その理由はどこにあるのか」と疑問を提起した。
そして、先進国でモバイル決済が普及しない理由としてまず、クレジットカードのシステムがしっかり整備されている点を挙げた。米国では銀行からの信用度を高めるためにクレジットカードを頻繁に利用する必要があるのに対し、中国はクレジットカードが十分に普及していなかったため、簡便なモバイル決済が爆発的に普及する余地があったとの考えを示した。
また、ネットワーク整備の問題についても言及。中国は国有企業が通信網の整備を行うのに対し、米国などの資本主義国では通信業者は民間企業であり、通信網の整備にあたってはまずコストが回収できるかどうかを考えるため、人口が少ない地域の基地局設置が後回しとなり、通信状況に地域格差が生じるとした。そして、通信状況の偏りはモバイル決済を普及させるうえで障害の一つになっているのだと論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
日本人の8割が自宅で朝食・・・なんという幸福感=中国メディア
日本人が好んで食べ、中国人が食べない栄養満点の野菜=中国メディア
マニア垂涎・・・次々と国産スポーツカーをパトカー化していく日本の警察=中国メディア
本当に戦争に負けたの? 1955年の日本の写真を見て驚く中国人
どうして北京を占領した日本軍は、紫禁城を破壊しなかったのか=中国メディア