中国では日本や日本人に対する蔑称として「小日本」という言葉があり、これには「日本人の身長が低い」ことを揶揄する意味もあったというが、日本の平均身長は戦後急速に伸びたことが知られている。

 現在の日本人の平均身長は男性が約171センチ、女性が約158センチと、世界平均に近い高さとなっている。
中国メディアの快資訊は9日、「日本では戦後ほんの数十年で平均身長が急激に伸びた」と紹介し、「日本は恐ろしい国だ」と主張した。

 記事はまず、明治時代の日本人の平均身長は、男性が155センチほど、女性は140センチ台だったと紹介。だが、終戦を迎えると日本人の平均身長は男女ともに右肩上がりで伸び、50年後の1995年には男性の平均身長は170センチにまで到達していたことを指摘、わずか50年で平均身長が10センチも伸びていたことを伝えた。

 では戦後に日本人の身長が急激に伸びたのはなぜだろうか。記事は、「米国の影響が大きかった」と伝えている。米国は、日本に経済発展をもたらしただけでなく、西洋の食文化も伝え、肉類や乳製品を多くとるようになり、牛乳を飲むことも奨励されたと伝えた。

 記事は、日本人は途方もない努力の末、「わずか50年で平均身長を10センチも伸ばす」という大きな成果を挙げたと主張。日本は憎らしい相手だが「彼らの意志力には敬服しないわけにはいかない」と認め、日本はやはり恐ろしい国だと感想を伝えている。戦後の日本は、身長の変化だけでも中国人を恐れさせているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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