スピードと快適性のバランスを考慮して開発されている新幹線。先頭車両の先端部分はまさに新幹線の「顔」とも言える部分だが、注目すべきはデザインだけでなく「いつもきれい」であることだ。
その点、中国高速鉄道の先端部分は「近くに寄ると汚れが目立つ」という。中国メディアの快資訊はこのほど、「中国高速鉄道は新幹線と比べてなぜ先端部分が汚れているのか」を分析する記事を掲載した。

 記事は、中国高速鉄道の先端部分に見られる「不可解な汚れ」の正体は「虫の死骸」だと指摘。自動車でも高速道路を走った後は車体に虫の死骸がついていることがあるが、記事は「中国高速鉄道の汚れはこれと同じ」だと主張、自動車以上の速度で走行する高速鉄道の車両が虫で汚れるのは当然のことだと言えることを強調した。しかし、不思議なのは「新幹線はきれい」なことだ。なぜ中国高速鉄道は汚れてしまうのだろう。記事は2つの理由が考えられるとしている。

 1つ目は、「走行距離が違う」こと。国土の小さな日本と比べて、広大な土地を縦横無尽に走る中国高速鉄道網では、1000キロを超える路線も珍しくなく、2000-3000キロ移動する路線すらあると指摘。移動距離が長ければそれだけ多くの虫がぶつかってしまうのだと論じた。

 2つ目は、「線路の通る環境が違う」ことだ。都市化が進んでいる日本では、新幹線が都市部を通ることが多いが、中国は山や草原を走る状況が多く「虫に出会う確率が高くなる」と主張している。


 これは記事の予測に過ぎず、新幹線も虫の死骸で汚れることは回避できないが、イメージとしては新幹線の方がきれいだと言えるだろう。これは、新幹線を定期的に清掃していることと関係があるのかもしれない。日本人のきれい好きは、新幹線の先端部分にも表れていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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