日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが搭乗する米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が日本時間の16日、打ち上げに成功し、17日には国際宇宙ステーションに到着した。日本は宇宙開発に積極的に関わっているが、中国メディアの快資訊はこのほど、日本は「世界の5大宇宙開発強国」にランクインするほどの競争力を持っていたと紹介する記事を掲載した。


 記事が紹介したランキングは米メディアが発表したもので、日本は宇宙開発強国ランキングで3位になったという。この理由について記事は、日本は宇宙開発の分野において非常に控えめな存在であるものの、実際には「優等生」であり、早くも1970年代には人工衛星の打ち上げに成功していたことを挙げた。

 また、日本は2019年、小惑星からのサンプル採取に成功しているが、その際に人工的なクレーターを作るため5キロの爆薬を爆発させていると紹介。「日本による暴力的な方法に多くの国が不満を示した」と主張したが、同時に「日本の技術力の高さを示すことになった」という。それで、ランキングで3位になったのだろうと説明した。

 なお、このランキングでの1位は米国で、2位は中国だったと紹介。ロシアは日本に追い抜かれ4位になったという。その理由について記事は、ロシアは実力があるものの、経済的な理由から宇宙開発の面で進展がなく、最近ではロケットの打ち上げ失敗もあったため、ランクを落としたとしている。

 宇宙開発の面では、これまで長く米国とロシアがリードしてきたが、日本は小惑星探査などの分野でかなりの実力を見せている。日本はこれからもその高い技術力で宇宙開発分野においても存在感を高めていくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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