記事は、日本が基幹技術の流出を防ぐのに成功しているのは2つの理由があると分析。その1つは「人」だという。日本人は企業への帰属意識が強い傾向があるため、転職が中国人に比べて少なく、高い技術力を維持し守りやすいと伝えた。また、日本人のまじめな仕事ぶりは中国でも評判で、厳しすぎるほどのまじめさが技術の向上と漏えい防止に生かされていると分析している。
2つ目は「技術面」だ。自動車のエンジンを例にとると、技術開発もイノベーションも日本企業は決してハイペースではないと指摘しながらも、一歩一歩確実に前進し、それを各自が誇りにしているため、誰も技術を漏えいすることはしないとしている。
また、日本のエンジンは「部品からして違う」ので、真似できないという。中国では日本のエンジン技術を学ぼうと、これまで幾度となくエンジンを分解してきたが、部品が非常に精密で真似して作ることができないそうだ。
中国としては、エンジンなどの基幹技術が手に入らないことを残念がりながらも、技術の漏えいがない日本を尊敬もしているようで、「他者から手に入れた技術は淘汰されるのも早い」と指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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