中国では近年、「緑ナンバー」の車が随分増えてきたという。緑ナンバーは新エネルギー車を意味し、その多くが電気自動車(EV)だ。
中国では補助金による政策もあり、EVがだいぶ普及してきたが、日本ではEVはまだまだ少ない。これはなぜなのだろうか。中国メディアの快資訊はこのほど、自動車強国であるはずの日本でEVが普及していない理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、日本でエコカーと言えばEVではなくハイブリッド車が多いと紹介。EVが普及しないのには3つの理由が考えられるという。1つ目の理由は、「充電設備が普及していないこと」だ。国土の狭い日本は立体式の駐車場も多く、駐車場に充電設備を設置するのは難しいと説明した。

 2つ目の理由は、「ハイブリッド車で十分に燃料の節約ができているから」だ。すでに燃費が良いハイブリッド車が普及しているので、日本はEVがまだ普及していないのだとした。

 3つ目の理由は、「バッテリー廃棄の問題」だ。使用済みのバッテリー廃棄は環境負荷が非常に大きく、国土の小さな日本は環境問題を重視しているので、EVが普及すると使用済みのバッテリーをどのように処理するかが大きな問題になると指摘した。

 ガソリン車やディーゼル車は、中国のほか欧州の多くの国でも将来的に販売が全面禁止となる可能性が高い。
日本ではEVがまだあまり普及していないのは確かだが、各メーカーはEVや燃料電池車の開発に力を入れており、日本はこれからも自動車分野で世界をリードしていくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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