中国では中心部に大きな公園がある都市が少なくないが、日本の場合は市街地でもひっそりとたたずむ小さな公園が多い。記事は、土地が貴重な日本では、公園も小さいものの「利用者のことを考えた優しさと細やかさ」が詰まっていて、デザイン性も高いとその魅力を伝えた。
記事は、この良い例として2つの公園を紹介している。1つは東京・銀座のソニービル跡地につくられた「銀座ソニーパーク」。限りある土地を有効利用し、地上1階・地下5階建ての「縦に広げて3Dにした、近代的な公園だ」とアイディアを称賛。各階ごとに、ショッピング、フード、娯楽などに分かれていて、敷地内にエフエム東京のサテライトスタジオを設置し公開放送を行うなど、新たな公園の形を模索した、とその取り組みを高く評価した。
次に紹介したのは、熊本県にある「菊池ポケットパーク」だ。かつて温泉観光地だった菊池市に今でも巡る水路を活用し、足湯や、みずたまりのような子どもの遊び場をうまく設置している。トイレやベンチを石や岩に見立て、足湯と水のたまったくぼみは湖や池をイメージしているため、記事は「これは、日本の伝統的な庭園・枯山水ではないか」と、伝統と近代化を融合させた斬新さに感銘を受けた様子だ。
「日本の小さな公園」は、地の利を利用しつつ、それぞれに新しいかたちを模索し変化を続けているようだ。この点、中国は公園に限らず都市全体が画一的だ。
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