日本には「もったいない」という言葉があるように、モノを大切にする文化がある。しかし、食品ロスは非常に多く、全国で年に数百万トンが廃棄されているという。
中国メディアの快資訊は10日、「日本が大量の食品を浪費している理由」を紹介する記事を掲載した。浪費自体は良いことではないが、この理由から中国が学ぶことがあるとしている。

 日本には、なぜ食品ロスが多いのだろうか。記事は「消費期限」しか考えていない中国と違い、日本には「賞味期限」の概念もあるからだと紹介。スーパーなどでは、まだ食べられるが「おいしく食べられる期限」である賞味期限を過ぎたものは、容赦なく廃棄するため、在日中国人を驚かせているとした。

 日本が「賞味期限」にいかに厳しいかについて記事は、スーパーなどの小売店では、売り場に賞味期限切れの商品が残ることを恐れてか、「期限が切れる前に売り場から撤去する例もある」と伝えた。

 食品ロス自体は「もったいない」ことではあるが、記事は「理由を知るべき」と伝えている。賞味期限に厳しいのは、日本人が「食の安全」に厳しいからだと強調。また、「客に一番良くて、一番おいしいところを食べて欲しい」という気持ちも、中国には無いものだとした。

 日本でも近年は食品ロスが見直され、「食品ロスの削減の推進に関する法律」も施行されている。今後は食品の無駄をなくす取り組みが広がっていくことだろう。「食の安全」は守りつつ、「食品ロス問題」も解決するのが、理想の姿ではないだろうか。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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