中国のポータルサイト・百度に15日、「日本はどうして、世界的に移民先として人気があるのか」とする記事が掲載された。

 記事は、昨年11月に米国の送金企業Remitlyがグーグル提供の移民に関するデータを分析して作成した「世界移民地図」の中で、世界各国・地域の人びとが移民したいと考えている国・地域のランキングが発表され、1位からカナダ、日本、スペイン、ドイツ、カタール、オーストラリア、スイス、ポルトガル、米国、英国となり、日本が2位に入ったことを紹介した。


 そして、北米地域やオセアニア地域では日本への移民を最も望む傾向にあることが明らかになったとしたほか、中国の移民に関する報告書でも日本が中国人にとって2番めの移民目的国であることが示されたと伝えている。

 その上で、日本が移民先として人気を集める理由について考察。まず、国民皆保険制度があり、外国籍であっても合法的な日本在住者であれば国民健康保険に加入でき、軽い負担で医療機関を利用することができるなど、医療サービスが充実している点を挙げた。

 次に、公立学校の義務教育が無償で受けられ、世界的にも有名な大学が多く存在するなど教育環境が整っていることとした。さらに、環境保護に積極的に取り組んでおり、食品の安全が確保され、衛生環境も優れていること、さらには安定的な投資環境が整っていることなどを列挙。そして最後には、ノービザ滞在できる国・地域が世界最多である「最強のパスポート」を手に入れることができる点にも言及した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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