記事はまず、日本の住宅の防災対策というと「地震」に備えた耐震性が真っ先に思い浮かぶが、実際は「火災」を想定した避難経路も万全だと紹介。住宅火災で逃げ遅れるのは生死に直結することだ。それゆえ日頃から避難経路を確保し、定期的に避難訓練をしておくのが理想的である。
記事は、日本の集合住宅は有事の際「ベランダから逃げられるようになっている」と紹介した。メインとなる避難手段は、集合住宅に必ず設置されている避難階段ではあるが、日本では避難階段が使えない場合まで考えてベランダからも脱出できるようになっている。
記事は、「ベランダからの避難」について、まずはベランダの仕切りを蹴破って「避難ハッチ」があるベランダまで移動できるようになっていると紹介。ハッチの中に折りたたまれたはしごがあるので、これを使って下に降りると伝えた。避難はしごは、マンションによっては車いす利用者などに考慮した滑り台式のものもあるが、いずれにせよ「ベランダから逃げられる」のは、ベランダ部分が共用になっている日本ならではの方法だと言えるだろう。
中国では残念なことに住宅火災で逃げ遅れるケースが多い。これは防犯対策として窓やベランダを金属製の格子で囲んでいるケースが多いためだ。記事は、日本人の防災意識の高さと、防犯よりも防災を優先できる日本の治安の良さを改めて称賛している。
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