確かに、中国などと比べると日本の街を走る車はどれもきれいだと言えるだろう。これは、「古い車が少なくて、新車ばかりだから」と誤解する中国人も多いようだが、記事は「必ずしも新車ばかりなはずがない」と否定。2016年の自動車の平均使用年数(新車登録から廃車までの期間)は12.76年であり、実際には新車でない車も多く走っていると指摘した。
では、なぜ見た目には新車のようにきれいな車ばかりに見えるのだろうか。記事は3つの理由が考えられると分析。その1つが「車検制度」だ。日本の車検制度は非常に厳しく、点検項目が多いと紹介。しかも整備とセットになっているので、車の状態を良好に保てるのではないかと説明した。
2つ目は「都市部の人は公共の交通機関を利用することが多いので、自動車の使用頻度が高くないこと」を挙げた。あまり使わないのできれいな状態を保てるとしている。3つ目の理由は「日本の環境と気候」も関係があると分析。
記事の説明は一理あるようにも思えるが、実際のところ日本の車がきれいなのは、頻繁に洗車をする人が多いことが主な要因ではないだろうか。日本のガソリンスタンドには必ずと言っていいほど洗車機が設置してあるほか、セルフの洗車場も多く、カー用品店には洗車用品が数多く並んでおり、車をきれいに保つための努力をしている人が多い。中国でもまめに洗車をすれば車をきれいに保てるだろうが、黄砂などの影響もあって洗車から数日で汚れてしまうのが現実だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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