豊富な資金力を背景に、中国の軍事力は発展を続けている。戦闘機の開発も積極的に行われており、中国は今やステルス戦闘機を自主開発できるほどの技術力も手にした。
中国メディアの快資訊はこのほど、日本と中国の戦闘機開発や空軍力について、日本のF2戦闘機と中国の殲10を例にして比較する記事を掲載した。

 記事はまずF2について、米国のF16をベースに日米が共同で開発した第4.5世代ジェット戦闘機であり、国産レーダーJ/APG-1を搭載していると紹介。2011年までの間に93機生産したと伝える一方、ソフトウェアの整合性がとれておらず不安定であると主張し、生産停止後に能力向上の改修は行われたことから空中戦の能力は当初よりは上がっているが、「近視という病気を持った戦闘機のようだ」と低評価を下した。

 続けて、中国のステルス戦闘機である殲10に関しては、パルス・ドップラーレーダーを使用し、動きが機敏だと紹介した。エンジンにはロシアのAL-31FNを採用しており、推力は12.5トンもあるという。そして殲10は、すでに後継機の殲10Bや殲10Cを含めて「約400機生産した」と伝えている。

 記事は「正直に言って、殲10とF2はとてもよく似ていて、強さは互角だと言える」と分析。しかし、将来性では中国のほうがずっと勝っており、なぜなら「中国の生産能力が圧倒的にうえだから」だとしている。F2が10年以上かけて100機も生産できなかったのに対し、中国の殲10は短期間でF2以上の量を生産したためだ。つまり、質が同等であっても、中国は「量」で圧倒できるとし、そのため中国の戦闘機開発や空軍力は日本を大きくリードしていると言えると主張した。

 中国は近年、戦闘機のみならず艦艇もどんどん建造しており、その増産速度は驚くべきものがある。それだけ軍拡を続けているということであり、日本にとっては大きな脅威となっていると言えるだろう。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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