中国語を学ぶために、台湾や中国に留学する学生が増えているが、昨年、交換留学生として台湾に行った日本人留学生が台湾生活の中で驚いたことについて述べている。

 台湾Yahoo!の31日付の記事は19歳の日本人女子大学生のコメントを掲載している。
「台湾ではいろいろなことが素晴らしいと感じた。ただ、一番驚いたのは台湾の映画館」と話した。その女学生は中国語を学ぶためにも映画館で台湾映画を見ようと訪れた。しかし、映画館に行ってみると日本の映画だらけで、ケーブルテレビの映画チャンネルをつけてみても、ほとんどが日本のテレビドラマか日本のアニメシリーズだったとのこと。「これ、日本のテレビ局? と思ってしまった」と述べている。

 また、テレビをつけると地元のケーブルテレビも見られるが、映画チャンネルにも日本の作品ばかり。
日本のアニメ「スラムダンク」や、「ヒカルの碁」なども放映されていた。他にも韓国や中国大陸の作品も放映されていたが、やはり半分以上は日本の作品だった、と述べている。

 その女子学生は「台湾のケーブルテレビチャンネルには、国際的にも有名なFOXやHBOなどのチャンネルが並んでいる。それでもチャンネルを回すと、洋画ではなく日本のアニメやドラマが流れてくるので驚いた。同時に、まるで日本にいるかのような気持ちになってしまった」とまとめている。

 留学生として海外に行けば、当然様々な文化の違いに驚かされるものだ。
ただ、テレビを回すだけで日本の番組が見られる状況なら、カルチャーショックもいくぶん軽減するかもしれない。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


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