日本でも偽物や海賊品が流通していないわけではないが、中国ほど簡単に手に入れられる環境にはないと言えるだろう。中国メディアの快資訊は1日、「日本人はなぜ偽物を売らないのか」と問いかけつつ、この疑問に対する回答を知ると「すべての中国人は言葉を失ってしまうだろう」と論じる記事を掲載した。
記事は、日本は製品のクオリティ、生活の質、衛生環境など様々な物事において「完璧を追い求める国だ」と主張しつつ、これは「信用」についても同様だと強調。そして、「日本では中国のように偽物や海賊品が氾濫していない」のは、日本人が信用を重んじるためであると指摘し、「日本人は信用を重んじるがゆえに、自らの信用に傷がつく海賊品の販売には手を染めないのだ」と強調し、この動機は中国人からすれば到底信じられるものではなく、「すべての中国人は言葉を失ってしまうはずだ」と論じた。
続けて、日本は「信用」という基盤のうえに様々な活動が成り立っている社会であるため、信用を一度でも失ってしまうと非常に「生きづらい」状況に追い込まれると指摘する一方、中国では偽物や海賊品を販売して捕まったとしても「罰金さえ払えばそれで済む」という考え方が一般的であり、それで「信用に傷がついた」などとは考えないと指摘。事実、罰金さえ払えば、すぐに事業を再開できる環境にあるのが現状で、「生きづらい」状況に追い込まれることはないと指摘した。
また記事は、日本人は信用を損なわないよう配慮しながら生活しているとし、それは落し物の財布をネコババせず、誠実に交番に届けるという「日本で普遍的にみられる行為」にも反映されていると紹介。日本に治安が良くて安定した社会が存在するのは、日本人がそれだけ信用を重んじるからに違いないと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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