中国の建物は新しくてもすぐに問題が出てくるものだ。記事は、中国のマンションのなかには「5年から10年で外壁のはがれなどの不具合」が出てくるケースは決して珍しくないとし、一言で言えば「品質保持期間が短い」と紹介。一方、日本の業者が請け負ったマンションは、中国では珍しく「10年を超えても新築のようにきれい」だと称賛している。
記事の中国人筆者が紹介しているのは、上海にある築10年のマンションで、今でも新築のようにきれいだという。記事はその理由を「建築資材が良く、維持管理が行き届いているため」と分析している。敷地内の道路や芝生まできれいに掃除され、廊下もエレベーター内もピカピカに磨かれ、「共用部であっても家の中よりきれいだ」と伝えている。
また、設計自体も中国と違い「収納空間が広い」ので、家を片づけやすいと紹介。リビングの壁には「調湿建材」を使用していることに驚いているが、梅雨の長い日本ならではの得意分野と言えるだろう。他にも「防音」の良さと「水回り」の細かさ、それに「完成後、一定期間は入居させない」ことにも感心している。これはシックハウス対策のためで、日本の業者は本当に客のことを考えていると称賛している。
日本の住宅は、長く安心して住める家を目指し、住む人のことを考えて設計・建築していると言えるだろう。中国は建築業界に限らず、儲けを早く出すことにこだわりすぎる傾向がある。日本の業者を見習い、目先よりも長い目で見ることを学ぶべきではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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