中国は「発展途上国を自称」しているが、外国人はどうとらえているのだろう。記事は、上海などに旅行に来る「西洋人」は、あまりの発展ぶりに感銘を受け「発展途上国のままでいる中国は謙虚だ」と感心すると主張。人目を引く建物、便利な交通機関、モバイル決済も普及していて、実力を隠そうとしているのではないかと勘繰られるほどで、「事実は隠せないものだ」と誇らしげに伝えている。
しかも、西洋人のみならず「中国をよく理解している日本人」も、中国の発展を認めていると主張。中国の経済力、立派な建築物、交通などは「意外なことに日本人にも認められている」と伝えている。中国の都市部が発展しているというのは、誰が見ても一目瞭然だろう。中国はメンツの立つように、目に見えて分かりやすい発展を目指してきたからだ。
とはいえ、外国人の評価を真に受けるべきではないとも付け加えている。「一人当たりのGDPは先進国のレベルに追いついておらず、貧困から抜け出そうと努力している人も少なくない」からだ。
中国は都市部と農村部の格差は大きく、まだ先進国入りの水準には達していないのは事実だが、GDPで世界2位となり、今なお発展を続けていることに対して「発展途上国としてのメリットだけを享受し、影響力に見合った責任を果たしていない」という批判があるのも事実だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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