記事はまず、日本人が施錠をしないというのは「都市伝説ではない」と紹介。ほとんどの人は家の玄関などの施錠をしっかりしているが、時々施錠を忘れる、または少しの外出なら施錠しない人は意外と多く、空き巣被害の4割が無施錠の家だったという調査もあるほどだ。防犯のために金属製の格子で窓やベランダを囲っている中国人にはとても信じられない話だろう。また、中国の玄関ドアは2重の防犯扉になっている家が多く、外側のドアは自動ロックになっているものが多い。
日本人が施錠しないことがあるのは、やはり「治安の良さ」にあるようだ。記事は、無施錠の家に侵入してタンスから下着を盗んだり、泥酔した男性が部屋を間違えて上がり込みトイレで用を足していたりなど、日本には無施錠だったことで起きた事件が少なくないと伝えた。
記事は、日本人は緊張感が足りないと指摘。「治安が良いという神話」を信じているので、日本人は高級な腕時計をしながら電車で爆睡してしまったり、夜の繁華街を若い女性が1人歩きしたりしてしまうのだと批判的に伝えている。犯罪が起こると、犯罪者よりも被害者のほうが不注意で責められるというのは中国ではよくあることだ。
とはいえ裏を返せば、日本は治安が良いために、施錠をしっかりしているだけでかなりの数の事件を未然に防げるということでもある。空き巣は、最初の5分か10分で侵入できなければ大抵はあきらめると言われている。
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