記事は、「世界でもっとも多くの食べ物の食べ方を知っている国は、おそらく日本だろう」とした上で、日本の食べ物は実に種類が多く、食文化が豊かな中国の人ですら見たことがないものがたくさんあると紹介。
その上で、からすみの作り方についてまず、ボラの体に包丁を入れて卵巣を取り出すと説明。一見簡単そうな作業だが、卵巣に少しでも傷が入ってしまえば高値で売れなくなってしまうために熟練の経験を持つ職人のみができるとした。そして、職人が卵巣を取り出す手さばきは実に見事であり、それだけでも十分楽しめると紹介している。
そして、取り出した卵巣を塩の中に入れて漬け込み、最後に乾燥させて完成だと伝え、良質なからすみは色が均一で見た目がとても美しいと伝えた。また、からすみはタンパク質と脂質に富んでおり、口に入れて噛むと深い香りと味わいが口の中に残ると評した。
からすみは日本独自の食べ物というわけではなく、台湾やイタリアなどでもほぼ同じものが作られ、食べられているという。記事は「見たことがない」と紹介しているが、からすみはその昔中国大陸から伝わったと言われている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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