国家間の移動が制限されている状況で、日本に行きたくてうずうずしている台湾人も多いようだ。台湾メディア連合報が27日付の記事で「まるで日本にいるみたい!新竹市で旧所を訪ねて過ごす休日」という記事を掲載した。


 そもそもなぜ、台湾の新竹市に行くと日本旅行気分を味わえるのか。日本統治時代の建物が数多く残されているからだ。台湾では、今でもそうした建物群を大切に保存し、観光地化している。新竹の旧市街を歩くだけで「まるで日本にいるような感覚になる」と評判だ。

 特に、新竹市は日本統治時代に新竹州の州都でもあったこともあり、市政府の建物や、古い日本家屋も多数。建物も木造建築からレンガ造りのものまで、趣のある古い建築物が数多くある。新竹国立美術館も日本統治時代の赤レンガ建築が利用されており行く価値があるとのこと。

 さらに、新竹市では日本式の大福や唐揚げなども売られており、観光の面でも、食の面でも「日本式」を楽しめる。また、古い日本家屋を使用したコーヒー店などもあり、そうしたカフェでゆったりと過ごすのも人気となっている。

 こうした記事からも、日本好きにとっては気分だけでも味わいたいという思いが強いのが見て取れる。さらに、すでに100年以上も経過する日本統治時代の建物が今でも大切にされ、利用されているなど「親日的」なのがわかる。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
編集部おすすめ