中国メディア・騰訊網は5日、「日本でやってはいけないこと」を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、路上での喫煙を取り上げた。
日本では屋内の公共スペースでの喫煙が禁止されているほか、道路でも至るところで喫煙禁止の標識を見かけると紹介。喫煙禁止エリアで喫煙する行為はモラルに欠けるとみなされるだけでなくルール違反となり、過料や罰金を払うことになるとした。

 次に、所構わず写真を撮影することにも言及。日本には多くのカメラ愛好者があり、街の様々な場所やシーンをカメラに収めているものの、いくら芸術のためとはいえ他人のプライバシーを侵害するような行動をとれば批判を浴び、場合によっては処罰を受けることになると伝えた。また、日本では盗撮を防ぐために携帯電話カメラのシャッター音をオフにすることができないとも紹介している。

 さらに、公共の場所で飲み食いをしたり大声で騒いだりすることも忌み嫌われる行為だと指摘。電車の中ではみんなが静かに乗車しており、大声で会話をしたり電話で話したりする人はとても少ないとしたほか、地下鉄などで物を食べればにおいを周囲にまき散らすだけでなく、思わぬ揺れでこぼしてしまい他人に迷惑をかけることになりかねず、場合によっては迷惑行為を禁止する法令や条例に抵触する恐れさえあると伝えた。

 また、ごみの扱いについても、ルールを守らず勝手に捨てれば軽蔑の目で見られるばかりでなく、悪質な場合は処罰を受けることもあると紹介。日本のごみ分類は世界で最も厳しく、家庭ごみは各自治体のルールに従って分別し、それぞれ決められた場所、決められた時間に捨てなければならないとした。

 記事は、日本と中国では距離的にも文化的にも近い一方で、異なる部分もまた多いと紹介。普段何気なくやってしまう行為が日本では迷惑行為と捉えられる可能性があることに留意するとともに、自分たちの習慣を押し通すのではなく、違いを認め、理解し合うことが大切だと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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