記事は、中国人の視点で「日本の農業を敬服せざるを得ない5つの点」を紹介している。まず1つ目は「優れたパッケージング」だ。売り物の農作物には泥や枯れ葉などは付いておらず、ばら売りではなく幾つかまとめて包装しているが、きれいに包装されているので見た目にもおいしそうだと伝えた。基本的に個別で量り売りする中国では、このようなパッケージングはあまり見られない。
2つ目は「品質重視」の姿勢だ。中国の農業では「質より量」を重視する傾向にあるが、日本は真逆で生産量を抑えてでも高い品質の農作物を栽培していると分析した。3つ目は「先進的な生産管理」。日本はどんな物を栽培するにしても「刺繍のように繊細」な栽培方法だと紹介。畑がまるで展示場のようにきれいだと称賛している。
4つ目は「社会的分業」。日本の農業は地域ごとに生産する作物が異なっており、分業と専門化が進んでいると指摘。例えば、イチゴ農家は主にイチゴを栽培し、他の作物は年間を通して多くても3種類ほどしか作らないものだと伝えた。
5つ目は「良質な土壌」の確保で、日本でも化学肥料を使用してはいるものの、多くが複合肥料で、農作物によって配合を変えていると紹介。雨が少ない時期でも水まきできる設備があって、土壌の良い状態を保つ助けになっていると説明した。こうした方法は中国農業にとって参考になるようだが、実践できるかというと、現状ではなかなか難しいのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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