日本は全体的にきれいで清潔な国であり、「紙幣」まで清潔だ。日本の紙幣は細菌や麻薬の付着量が他の国の紙幣に比べて少ないという調査結果もあるほどだ。
中国メディアの快資訊は6日、「日本のお金は世界でもっとも清潔だ」と紹介する記事を掲載した。

 中国では急速にモバイル決済が普及したため、最近では紙幣を持たないという人が大半だ。これは中国の紙幣は汚くてできるだけ触れたくなかったということも関係しているのかもしれない。特に小額紙幣になるほどボロボロになっている場合が多く、大都市よりも地方へ行くほど紙幣が汚い傾向にあるようだ。

 一方、日本の紙幣は中国とは比べ物にならないほどきれいで清潔だ。記事は、日本の紙幣がきれいな理由を5つ紹介している。1つ目は、手が汚れない「特殊なインクを使っている」から。2つ目は、日本には「財布を使う習慣」があること。なかには紙幣を同じ向きに並べて財布に入れる人までいる、と几帳面さを強調している。中国では財布を使わない人がもともと多かったが、今はスマホ決済が多いので、財布自体あまり売っていない。

 3つ目は「手洗いの習慣がある」こと。記事は、日本では男性でもハンカチを持つ人が多いと紹介し、日本人のきれい好きのほどを伝えている。
4つ目は「紙幣に文字を書かない」こと。中国の紙幣には文字や名前、宣伝などが書いてあったりする。一方、日本紙幣は「しわ」すらないので、日本人はお札を折り紙代わりにして遊んだりしないのだろうと推測している。5つ目は、古い紙幣は日本銀行に「回収される」ため。日銀の公式サイトによると、紙幣の寿命は1-2年とされ、回収された紙幣のうち再度の流通に適さないものは、裁断されてから処分されているようだ。

 紙幣を大切に扱うのは、几帳面な日本人の性格とも関係しているのだろう。紙幣をきれいにする習慣が根付かずに、モバイル決済に移行してしまった中国では、この先もきれいな紙幣を見ることはないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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