記事は、日本の製造業が「匠の精神の育成」を非常に重視していることを示す事例として、豊田市が行っている「クルマづくり究めるプロジェクト」を紹介している。
記事は、このプロジェクトは「子どもたちの年齢が上がるにつれ、体験する内容もレベルアップするシステムとなっている」とし、小学5年生から参加できるコースではまず自動車作りの基礎を体験し、経験を積んだ後に行われるコースでは1台の自動車の組み立てまで行うと紹介。その後も「未来のモビリティを創造し、具現化に挑戦する」ようなコースまであることに驚きを示した。
また、このプロジェクトは子どもたちに匠の精神を伝えたいと無私の気持ちで願うボランティアたちの支援により成り立っているという点を強調し、ボランティアたちがこうした活動に参加するのは、子どもたちが将来どのような分野の職業に関わることになっても「ここで学んだ匠の精神をきっと活かしてくれる」という希望と願いに動かされているからだと論じた。
記事は、「人材育成は将来的にどれだけのリターンがあるか把握しにくい、非常に時間のかかる取り組みだ」と指摘したうえで、豊田市で行われているプロジェクトを極めて高く評価。そして日本という科学技術立国は「無私の精神による忍耐強い人材育成」が基礎となっていると主張し、ものづくりに対する純粋な愛がこもった無私の教育の力には愛国主義さえも及ばないと結んでいる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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