記事は、日本人が「表札」を使う理由には3つあると紹介している。まずは、「どこに誰が住んでいるかを互いに周知するため」。1923年の「関東大震災」がきっかけで、新しい家を建てたり引っ越ししたりする人が多く、互いを周知する必要があったとした。
2つ目は、明治時代に始まった「郵便制度導入」のため。日本は今でも郵便制度が重要な存在であり続けていると紹介する一方、何でもメールで済ませるようになった中国では「もともと郵便が発達していなかったが、メール普及によってますます使われなくなっている」と伝えている。また、中国ではネット通販を利用する人が多いが、配達員は配達先に電話して確認するので、正確な住所と名前が分からなくても困らないとした。
3つ目は、明治時代に始まった「平民苗字必称義務令」も関係していると紹介。全国民が苗字を持つようになり、「玄関に苗字を掲げるのが誇らしかった」のではないかと推測している。
日本の表札は、郵便や配達業者のため、また地域とのかかわりのために使われているようだ。記事は、日本のおしゃれな表札からはまた、「名前を大切にする」日本人の考え方や、「治安の良さ」もうかがい知ることができると中国との違いを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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