日本は明治維新により西洋文化を取り入れると、急激な成長を果たして列強の一角に名を連ねた。アジアの端に位置するさほど大きくもない島国の日本が、なぜ列強になれたのだろうか。
中国メディアの快資訊は19日、日本がアジア唯一の列強となれた理由を分析する記事を掲載した。

 記事は、日本がいち早く列強入りを果たしたのはつくづく不思議なことだと紹介。江戸時代に鎖国を続けてきた島国の日本には、特別な資源があったわけでもなかったと主張し、普通に考えればあり得ない台頭だったと振り返った。

 列強入りを果たした大きな理由として記事は「西洋諸国が日本に対する見方を改めた」ことにあると分析。幕末に起きた「生麦事件」は、日本人は「圧倒的に不利な状況下でも大国に歯向かう気概を持つ国民だ」と西洋人に気付かせたという。「愚かなのか英雄なのか」分からず恐くなったとしている。また、「大政奉還」とそれに続く一連の出来事から明治維新の本気度が伝わり、「日本人はやると決めたら徹底的にやる」と見直したと伝えた。

 また、「教育」の普及も大きく影響したと分析している。全国に寺小屋を設置した日本では、国全体の教育水準が底上げされ、識字率が驚異的な高さだったと感心している。記事は、実は日本のすごさは「武士道精神よりも教育と学ぶ決意にある」と列強になるだけの能力と基礎があったと舌を巻いた。

 当時の日本を理解すれば、異例の早さで列強入りを果たしたのは十分の理由があったと言えるだろう。中国は基本的に反日の国ではあるが、明治維新で台頭した時代の日本は尊敬しているようだ。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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