どこの国にも特有の習慣やマナーというものがあり、現地の人にとって常識でも、外国人から見ればそうではない場合がある。中国メディアの百家号はこのほど、中国人から見た「日本の不思議なところ」を5つ紹介する記事を掲載した。
中国人筆者の友人が日本で感じたという「日本の不思議な点」を伝えている。

 記事が挙げた1つ目は「ごみ箱がないこと」だ。中国ではどこにでもごみ箱があっていつでも捨てることができ、観光客の集まる場所にはたくさん設置してあるので、日本でごみ箱が見当たらないと困惑するものだと紹介した。2つ目は「蛇口から出る水道水をそのまま飲めること」。水は買うか浄水器を通さなければ飲めないものだと思い込んできた中国人にとっては「わけが分からない」そうだ。記事の中国人筆者は、「わざわざ飲用水を買わなくて済むなら、出費が節約できて羨ましい」としている。


 3つ目は「レストランで冷たい水が出てくること」。冷たいものは口にしないよう普段から注意している中国人にとって、飲食店で氷の入った水が出てくるのは理解できないようだ。「しかも冬でさえ氷水が出てくるらしい」と驚きながらも、それが日本人の習慣なのだと伝えている。

 4つ目は「中古市場の役割の違い」だという。日本人は節約志向で中古品の売買が盛んだが、単純に売買しかしないと紹介。中国では、オンライン上の個人売買プラットフォームを通して情報交換やおしゃべりを楽しみ、新たな友達を見つけることもあると違いを指摘している。


 5つ目は「サンダルを履いて行ける所と行けない所があること」。日本人はサンダル好きだが、場所によってはサンダルでは失礼になるので履物を選ぶと伝えた。TPOをわきまえていると言うことだろうが、結婚式にもTシャツとジーパンで参加できる中国とは感覚が違うのも当然だろう。記事の中国人筆者は日本に来たことはないようで、いずれも訪日経験のある友人から伝え聞いたことを紹介している。コロナが終息したら、ぜひ自身の目で日本を見てもらいたいものだ。日本と中国の違いにたくさんの驚きを感じることだろう。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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