日本を訪れた中国人の多くが、日本人の民度の高さに驚き、感心するというが、なぜ日本人の民度は高いと言われるのだろうか。中国メディアの快資訊はこのほど、日本人の民度の秘訣は「幼いころからの教育」にあると分析する記事を掲載した。
特に3つの面での教育が功を奏しているという。

 記事が挙げた1つ目は「他人への尊重と礼儀を教えること」だ。記事は、日本の学校教育では知識の伝達以上に、他人を尊重することと礼儀を重視していると紹介。幼稚園でも「他人に笑顔で接し、礼儀正しくあいさつすること」を学ぶと伝えた。多くの子どもはこうした行為の意味を理解しているわけではないものの、いつの間にか習慣となって礼儀正しくなるとしている。

 2つ目は「協力と感謝の心」を育てていることだと分析。
日本では幼稚園から園児たちに掃除をさせているが、仕事を分担し協力して作業を行っていると紹介。また、学校で植物を育てたり小動物を飼育したりすることで命の大切さを教えているほか、食事の後には「ごちそうさま」と言って感謝を表すと伝えた。これらは中国ではまず見られないことだ。

 3つ目は「自立を促す教育」で、これは最も重要な教育だと分析した。中国では、子どもを溺愛して親が何でも子どものためにしてあげる傾向が強いが、その結果として子どもはいつまで経っても大人になれないと指摘。この点で日本は、家事なども含めて子どもにさせるので、早くから自立できると分析した。


 記事が紹介した教育方法は、中国では往々にしてあまり重視されていないか欠落していることだと言えるだろう。親の背を見て子は育つものであり、このような教育を行うためには、まずは親の民度を向上させることが重要だと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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