日本の国内総生産は長らく世界第2位だったが、2010年に中国に追い越された。とはいえ、今でも世界第3位の地位を保ち続けている。
中国メディアの快資訊はこのほど、なぜ英国やドイツ、フランスは日本を超えることができないのかと問いかけ、その理由について分析する記事を掲載した。日本には「世界3位の地位をキープできるだけの実力があるため」としている。

 記事によると、英国やドイツ、フランスが「経済成長率の低迷している日本に追いつけない」理由の1つは、「日本はそれだけ進んだ科学技術を持っているから」だという。バブル経済崩壊後、経済成長こそ停滞していたものの科学技術力は世界トップクラスを維持してきたと指摘。日本は教育システムも優れていて優秀な人材を常に輩出しているので、科学技術の面で英独仏は日本に追いつけないと説明した。

 2つ目に「勤勉さの違い」を挙げた。英独仏は、第二次世界大戦後にすぐに豊かになったため、社会福祉がしっかりと整備されたと紹介。一方、日本は生産性こそ高くないと言われるが、勤勉の伝統を守り、長時間労働を厭わず、仕事に対しても非常にまじめだと論じた。

 3つ目は「バブル崩壊前に日本はすでに大きく発展していたこと」も、英独仏が日本に追いつけない要因だと主張。戦後の経済発展があまりに急速で長期間高度成長が長く続いたため、バブル経済崩壊の時点ですでにGDPが500兆円を超えていたと指摘。あまりに大きな差がついてしまっていたため、いまだに追いつけないのだという。

 日本経済は長く低迷しており、失われた20年とも30年とも言われるが、それでも世界第3位の経済大国の地位をキープできているということは、それだけの実力があるということであり、中国はそのことは認めているようだ。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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