記事では、中国人の目線から「日本の被災地で見たこと」を紹介している。2016年4月に起きた熊本地震で、報道関係者として現地に赴いたという記事の中国人筆者は、被災者の行動や日頃からの災害対策に感銘を受けたそうだ。まず驚いたというのが「災害の規模の大きさの割に、死傷者の数が少ない」ことだ。
熊本地震では震度7の地震が立て続けに2度発生し、筆者は現地で被害の大きさを実感していただけに、死傷者の少なさに驚いたようだ。これはひとえに、「日本人の防災意識の高さと、建物の耐震性」によるものだと感じたという。
この地震で最も被害の大きかった益城町を取材した筆者は、避難所が「秩序立っていた」と称賛した。政府からの救助が来るまで被災者同士で助け合い、指揮を執るボランティアと協力してトイレや食事などが滞りなく用意されたと紹介している。避難所には1500人ほどの人が避難しており、皆非常に疲れているにもかかわらず静かで、列に並び、トイレは常に清潔で、気付いた人が自主的に障がい者に手を貸し、学校のプールからトイレの水を運び、炊き出しをしていたと振り返った。
さらに、避難所でも取材現場でも皆が「互いを尊重していた」と感動を伝えている。被災者かどうか、地元住民か役人かに関わらず、記事の中国人筆者のような報道関係者に対しても、立場に関係なく相手を大切に扱う思いやりを感じたと伝えている。
では、中国が日本の被災地から学べることは何だろうか。
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