ティーインストラクターが腕前競う 優勝は唐沢さん「Te Italiano」 日本紅茶協会
6人の出場者(ティーインストラクター・オブ・ザ・イヤー2021)
日本紅茶協会は11日、東京ビッグサイト青海展示棟で開かれた「カフェレスジャパン2021」会場において、オリジナル紅茶メニューをデモンストレーションによって競い合う「ティーインストラクター・オブ・ザ・イヤー2021」を開催した。

ティーインストラクターは、同協会が認定する紅茶のおいしい淹れ方などを指導するスペシャリストで、当日は6人のインストラクターが1人15分間、「暮らしを彩る紅茶」をテーマとした紅茶メニューを実演・プレゼンテーションし、審査員によってグランプリを決めた。


審査には平野孝氏(宣伝委員長、片岡物産)を審査委員長に、竹田一也氏(三井農林)、稲田信一氏(日本紅茶協会名誉顧問)、永津恵子氏(ティーインストラクター会副会長)のほか、マスコミ関係者2人の計6人が当たり、「楽しさ・面白さ」や「テーマ性・オリジナル性」「美味しさ」などの視点から厳正に審査。

今回はコロナ感染防止の観点より、審査員による試飲はデモンストレーションとは別に事前に舞台裏で行った。

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6人の出場者(ティーインストラクター・オブ・ザ・イヤー2021) その結果、グランプリには唐澤美奈子さんのレシピ「Te Italiano」、準グランプリには千葉由紀さんのレシピ「ラベンダーハニーミルクティー」、第3位には本間朝美さんのレシピ「イロドリ デザートチーズティー」が選ばれ、審査員から賞状、盾、副賞が贈呈された。

唐澤さんのレシピ「Te Italiano」は、以前訪れたイタリア・フィレンツェの思い出をイチゴ、生クリーム、ミントの葉を使ってイタリア国旗のカラー(緑、白、赤)で表現し、アッサムをベースとしたアレンジティーに仕上げ、「時節柄、海外旅行が難しいが、この紅茶を飲んで海外旅行の気分を味わってほしい」と語った。

平野審査委員長は「唐澤さんのレシピは、はちみつやバルサミコなどたくさんの食材を使っており、大変だったと思うが、アッサムをベースとしてとてもおいしかった。全体のコンテストを通し、紅茶がこれほど多くアレンジできることに驚いた。協会はインストラクターに向けTwitterやホームページなどを通してさまざまな情報を発信しており、これから資格を取得したい人もぜひ役立ててほしい」とあいさつした。
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