▼日本の食物アレルギーの有病率は、全年齢を通して1~2%ぐらいと推定。これまで鶏卵、牛乳、小麦がその3大原因とされてきたが、最新の調査でクルミやカシューナッツなどの木の実類が初めて小麦を抜いたという。食生活の変化によって、その内容も変わってきたということだろう。
▼食物アレルギーを持つ人間にとって最大の敵は、無知と無理解だ。ある年齢以上の中には「昔はアレルギーなんて無かった」「少しぐらいなら大丈夫でしょ」と無理強いする人がまだ一定数いると聞いて愕然とする。
▼無知・無理解は相手の気持ちを慮ることができないこと。ハラスメントに通底するものがある。コロナ下の2年で鈍った、他者との距離感をどうアジャストするか。「私は〇〇さんアレルギー」なんて陰口を叩かれないようにご注意を。
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