淵之上社長は「本来ITやDXについて詳しい人材ではないと自負しているが、使う側の目線で取り組むことで実現できることがある」とし、「目指すものは小売業とメーカーの売上拡大であり、これに尽きる。
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淵之上社長の説明の骨子は以下の通り。
□情報卸を取り巻く環境、日本のリテールメディアの現状について。リテールメディアはこの一年間でトレンドとして伸びてきている。これまではマーケティングトレンドに詳しい専門家が研究開発している段階だったが、その時期は終わり実践していくベースに入ってきている。リテールメディアに参入する企業数は100社を超えており、リテールメディアの広告市場も拡大スピードが加速している。今後は食品メーカーも取り組むことが必要不可欠だろう。
□当社サービスの概要は、小売に向けてお客様とのデジタル接点を構築するためのチラシ配信、デジタル配信など様々な機能を搭載したプラットホームを提案すること。メーカー向けには当社のサービスを導入した小売業をネットワークし、小売業を横断して展開できるマーケティングサービスを展開している。
□具体的には大きく分けて「マーケティング施策」と「販促施策」と2つのソリューション機能を提供している。
□サービスを開始して以降、年々取り組んでいただけるメーカーが拡大している。リテールメディア市場は成長市場だが、市場全体の成長よりもD&Sはさらに高い成長率となっている。