日清食品「完全メシ」 栄養とおいしさの両立を追求 200メニューで具現化
即席食品・冷凍食品など豊富な品ぞろえ
日清食品は3月24日、「完全メシ」ブランドのバラエティ豊かなラインアップとおいしさを体感できる機会として、報道関係者向けに「日清食品『完全メシ』大試食会」を開催し、同日発売の「完全メシ 汁なしカップヌードル」や木村屋總本店と共同開発した「同あんぱん」などをアピールした。

イベントにはテレビCMに出演するフットボールアワーの2人が登場。
「完全メシ」のかつ丼やパスタも試食し、「健康志向の食品に対する先入観を覆された」「栄養バランスが良くてこのおいしさはすごい」「メニューが豊富で毎日食べても飽きなさそう」などと絶賛した。

「完全メシ」は「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素とおいしさの完全なバランスを追求した最適化栄養食。同社の最新フードテクノロジーを駆使することで、摂りすぎが気になるカロリー・塩分・糖質・脂質を抑えつつ、三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)をはじめビタミン、ミネラル、必須脂肪酸などをバランス良く整え、さらに食欲を満たすおいしさも実現している。例えば一般的な「とんかつ定食」は1000k㎈以上、食塩相当量5g以上だが、同社の最適化栄養食では500k㎈未満、食塩相当量約2gとなり、本来のおいしさも兼ね備える。

ビヨンドフード事業部マーケティング部の中村洋一部長は「当社が最初に『チキンラーメン』を発売した当時(1958年)はまだ戦後の食べ物が不足する時代だったが、現代は飽食の影響で栄養と健康に関する様々な社会課題が顕在化している。最適化栄養食によって『好きなものを、好きなときに、好きなだけ楽しめる世界』を実現していきたい」などと話した。

「完全メシ 汁なしカップヌードル」は、おなじみの味わいを汁なし焼そばで再現したもの。4月からテレビCMを放映。フットボールアワー、堀江貴文氏がそれぞれ出演する2パターンで訴求していく。女性から人気が高いフレーバーを再現した「完全メシ トムヤムライス」も同日発売。

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即席食品・冷凍食品など豊富な品ぞろえ一方、同社の開発ではすでに200種類もの食事メニューを「完全メシ」化しているという。パッケージフードでは常温商品14SKU、冷凍商品30SKU以上を揃えるほか、社食事業として健康経営を推進する100企業(給食型25企業、設置型75企業)に導入された。


食シーンを広げるためコラボレーションにも注力。現在は大手のファミリーレストランと宅配ピザチェーンの依頼を受け、「完全メシ」のメニュー化が進行中。昨年上市した山崎製パンとの「ランチパック(完全メシカレー)日清食品監修」も話題を呼んでいる。
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