
開会あいさつで佐々木達哉取締役執行役員専務は、「アミノサイエンスで人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という味の素グループの志(パーパス)を紹介したうえで、2003年にJOCとの共同事業としてスタートしたビクトリープロジェクトにおける味の素ならではの支援を報告。
トークセッションは栗原秀文プロジェクトチームリーダーの進行で進められ、プロフィギュアスケーターの荒川静香氏は「試合前に栄養面でアドバイスをいただいたことが心強かった。今後はジュニア世代もサポートしてほしい」とした。水泳の五輪メダリスト松田丈志氏は「海外合宿ではトレーニングで消費しているカロリーを計算してもらい、食事によって体が変えられることを実感した」と支援を振り返った。またプロジェクトが果たしてきた役割と進化形について、篠田幸彦スポーツ栄養グループ長は「栄養こそがWell―beingにつながり、これに感性が加われば選手は確実に伸びる。現在はZ世代対象だが、今後は未来世代も強化し、共創価値を社会にも伝え、健康寿命につながるサイクルを実現したい」と語った。
アスリートの心を元気にする「Amino Pizza」(味の素冷凍食品)続いて今後のG-Road Stationについて栗原チームリーダーは、「新たな食の意義を考える中で、選手を明るい気分にさせる食はピザだと判明。アンケートでも栄養バランスが良くて機能的なピザがあったら食べたいという人は80%を超えた」と指摘。味の素冷凍食品が開発に携わった「Amino Pizza」(エナジーとプロテインの2種)を提案した。
発表会では上野祐輝プロジェクトディレクターの司会により、パリオリンピック出場が内定しているブレイキン日本代表のB-Boy Shigekix選手とB-girl Ayane選手がパフォーマンスを披露し、映像ではスケートの羽生結弦選手もコメントを述べた。
結びに荻原葉子執行役員グローバルコミュニケーション部長は、「20年間続けられたのも、アスリートがチームの一員として応援してもらったからこそ今がある。