コミュニケーションの大きな山場の一つは、3月28日の「三ツ矢の日」。
24日、イベント会場の1つイオンモール川口店で取材に応じたアサヒ飲料の米女太一社長は「140年の歴史を持つ『三ツ矢』が、皆様に寄り添うブランドだと知っていただきたい」と意気込みを語る。
川口店でのイベントでは、試飲や「三ツ矢」バルーンの配布を行ったほか、オリジナルグッズなどが当たる「三ツ矢くじ」イベントが開催され、多くの人が集まり賑わいをみせた。
「三ツ矢」ブランドの2024年1月から2月の累月販売実績は、数量ベースで前年比12%増と好調。売上構成比を大型ペットボトル(PET)から中型PETへシフトする容器ミックスの改善も順調という。
出足の状況については「年初から、今年は炭酸に力を入れるという計画を組んでいる。営業とマーケティング施策が上手くかみ合い、好調となっている」と述べる。
ものづくりの姿勢を独自の強みととらえる。
「有糖のユーザーが全くいなくなるわけではなく、有糖の中でもおいしいもの、心に通じるものが選ばれている。当社はおいしいものづくりを徹底して行ってきており、炭酸の良さにもこだわってきたため、有糖炭酸の中で自分たちの強みを発揮できれば、選択肢の一番になれる」と話す。
3月28日には、俳優の横浜流星さんを起用した「三ツ矢の日」限定CMを放映。
限定CM放映の理由は「『三ツ矢の日』をきっかけに、『三ツ矢』ブランドの認知を高めるのが狙い」と説明する。