ただ、“ルール・ダービー”で初出場・初得点を記録した選手はほかにも存在する。今回は21世紀のブンデスリーガで、ハーランドと同じ偉業を達成したドルトムントの選手9名を紹介しよう。
※データは移籍情報サイト『transfermarkt』を参照
エベルトン(FW/元ブラジル代表)
ルール・ダービー通算成績:7試合・3得点
2001年9月にコリンチャンスからドルトムントに加入すると、欧州初上陸ながらダービーデビュー戦でゴールを奪った。さらに、その試合を含めてシャルケ戦は3戦連発を達成。抜群の相性を誇った。
フラビオ・コンセイソン(MF/元ブラジル代表)
ルール・ダービー通算成績:2試合・1得点
攻撃的なボランチとして名を馳せ、“銀河系軍団”と呼ばれたレアル・マドリードでチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験。ドルトムントには2003年から1年間のレンタルで在籍し、シャルケとの開幕戦で途中出場から見事なフリーキックをたたき込んだ。これがドルトムントで挙げた唯一のゴールになったが、鮮烈なデビュー弾だった。
エウゼビウシュ・スモラレク(FW/元ポーランド代表)
ルール・ダービー通算成績:5試合・2得点
フェイエノールトでは小野伸二の同僚だったスモラレク。ドルトムントには2005年1月から在籍し、同年8月のシャルケ戦でダービー初出場、初得点を達成した。
アレクサンダー・フライ(FW/元スイス代表)
ルール・ダービー通算成績:5試合・4得点
スイス代表の歴代最多得点記録(42ゴール)を持つフライ。シャルケ戦にはめっぽう強く、2016年12月の初対戦を皮切りに、5試合の出場で4得点を記録した。なかでも強烈なインパクトを放ったのが、2008年9月に行われた一戦。2点ビハインドの状況から途中出場。
ネヴェン・スボティッチ(DF/元セルビア代表)
ルール・ダービー通算成績:10試合・1得点
フライが輝きを放った2008年9月のダービーで、反撃の狼煙となるゴールを決めたのがスボティッチ。ルール・ダービーで初出場、初得点を記録した数少ないDFでもある。ただ、5つのタイトルを勝ち取った彼も、シャルケ戦の通算成績は3勝3分け6敗と相性はイマイチ。ウニオン・ベルリンに移籍した今シーズンも第13節で対戦し、1-2の敗戦を喫している。
香川真司(MF/日本代表)
ルール・ダービー通算成績:9試合・4得点
「ルール・ダービーに強い男」といえば、香川は外せないだろう。
ロベルト・レヴァンドフスキ(FW/ポーランド代表)
ルール・ダービー通算成績:8試合・4得点
香川がダービー初得点を決めた2010年9月、レヴァンドフスキも初出場、初得点の偉業を成し遂げていた。彼にとっては、ブンデスリーガでの初ゴールでもあった。それ以後もシャルケ戦は大の得意としており、ドルトムント時代には8試合で4得点、バイエルン移籍後には12試合で13ゴールを奪っている。
ピエール・エメリク・オーバメヤン(FW/ガボン代表)
ルール・ダービー通算成績:9試合・6得点
オーバメヤンもルール・ダービーで初出場、初得点を達成した選手の一人。2013年10月の一戦で、先制点をマークした。2014年9月からは、シャルケ相手に3試合連続でゴールを記録。初出場から3戦連発を達成したエベルトン以来、12年ぶりの快挙を成し遂げた。
トーマス・デラネイ(MF/デンマーク代表)
ルール・ダービー通算成績:4試合・1得点
ハーランドの前に、ルール・ダービーで初出場、初得点を記録したのがデラネイだ。2018年夏にブレーメンから移籍してくると、第14節に行われたシャルケ戦で加入後初ゴールをマークした。
(記事/Footmedia)