パルチザンに所属するFW浅野拓磨が、30日に行われたセルビア・スーペルリーガ第27節のムラドスト・ルチャニ戦でゴールを決めた。

 リーグ再開初戦で先発出場した浅野は、12分にペナルティエリア中央でボールを受けると、相手の意表を突くヒールパスでチャンスを演出し、ラザル・マルコヴィッチの先制点をお膳立て。
そして19分には、ビブラス・ナトホとのワンツーでペナルティエリア中央に抜け出すと、キックフェイントでGKをかわし、右足で流し込んで追加点を挙げた。前半だけで2点に絡んだ浅野はハーフタイムに途中交代。チームは後半に2点を追加し、4-1の勝利で白星リスタートを飾った。

 クラブ公式サイトに掲載された動画によると、試合後インタビューに応じた浅野は英語で、「まずは嬉しいです。ゴールのシーンは、サディ(ウマル・サディク)が良いポストプレーをしてくれて、僕がナティコ(ビブラス・ナトホ)につなぐと、そのあとナトホが僕に良いパスをくれました。最後は簡単なシュートでした。
みんなの良いプレーがでたゴールでした」と振り、白星リスタートについて「また良いスタートを切れました。でも今日は、もう1ゴールかもう1アシストを決めなければいけなかったです。勝利のためにゴールやアシストを決め続けたいです」と語った。

 今シーズンからパルチザンでプレーする浅野はリーグ戦22試合に出場し、2019年12月15日のラドニク・スルドゥリツァ戦以来となる4ゴール目を記録。公式戦では32試合出場で、7点目となった。

 セルビア・スーペルリーガは新型コロナウイルスの影響で3月15日から中断していたが、5月29日から再開。
通常なら30試合のレギュラーシーズンを終えた後に上位8クラブと下位8クラブに分かれて7試合のプレーオフが行われるが、今シーズンのプレーオフは中止が決まっている。

 パルチザンは次節、6月6日にアウェイでスパルタク・スボティツァと対戦する。