チェルシーのフランク・ランパード監督が、同クラブのオーナーを務めるロマン・アブラモヴィッチ氏について語った。9日付けでイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。


 現在チェルシーを率いるランパード監督は、選手としても同クラブで2001年から2014年にかけてプレー。クラブ歴代最多得点を記録するなど輝かしい活躍を見せた。そしてアブラモヴィッチ氏は2003年からチェルシーのオーナーとなり、潤沢な資金力でチームをヨーロッパでも屈指の強豪へと成長させている。

 その後2019年から指導者としてチェルシーへ戻ってきたランパード監督は、今回指揮官とオーナーという関係性になったアブラモヴィッチ氏について言及した。今シーズン開幕前は大型補強を敢行したことでも話題になりながらも、ここまでプレミアリーグで9位。この現状を含めて、以下のように語っている。


「オーナーが何年も前にチェルシーに来てくれたことで、私の選手としてのキャリアを形成してくれた。それは間違いないことだ。そして今、私は幸運なことに、オーナーを迎え入れたクラブにいる。彼は、再び私の人生に影響を与えてくれている」

「とはいえ、私とチェルシーの関係が、オーナーの決断に影響してはならないだろう。昨シーズンは4位だったが、あのときチームは補給に関する制限が与えられていた。だからポジティブに見えた部分もあったが、今シーズンはここまで9位だ」

「私は改めてチームに対して、できる限りのことをしたいと思っている。
オーナーをはじめクラブが下す決断は、私とクラブの関係性とはまったく別の話になるからね」

 現役時代から知るアブラモヴィッチ氏と共にシーズンを戦うランパード監督は、今後さらなる上位進出を叶えられるのだろうか。