バイエルンは20日、欧州スーパーリーグ(ESL)への不参加を改めて強調した。

 ESLは18日にスペイン、イングランド、イタリアのトップリーグに所属する12のビッグクラブによって創設が発表された。
UEFA(欧州サッカー連盟)が主催しているチャンピオンズリーグ(CL)などの既存大会に対抗するもので、UEFAや各国リーグは反発を示している。

 昨季CL王者のバイエルンの立場は注目を集めていたが、カール・ハインツ・ルンメニゲCEOは19日、CLの改革を進めるUEFAを支持する公式声明を発表。「バイエルンはスーパーリーグ発足の計画に関与していません」とESL不参加の立場を示していた。

 さらにバイエルンは20日、クラブ公式サイトを通じて、ESL不参加の姿勢を改めて表明。ヘルベルト・ハイナー会長は、「私たちのメンバーとファンは、スーパーリーグを拒否しています。欧州のクラブが素晴らしく感動的な大会であるチャンピオンズリーグを存続させ、UEFAとともに発展させていくことは、バイエルンとしての願いであり、目標でもあります。
バイエルンはスーパーリーグにノーを突きつけます」とコメントした。

 また、ルンメニゲCEOは次のようにコメントしている。

「経営委員会を代表して、バイエルンはスーパーリーグに参加していないことを明言します」

「バイエルンは、ブンデスリーガと連帯しています。ドイツを代表するクラブとしてチャンピオンズリーグを戦うことができたのは、私たちにとって大きな喜びです。2020年にリスボンで行われたチャンピオンズリーグでの勝利は、今でもみんなの記憶に残っており、そんな幸せな瞬間を忘れてはいけません。バイエルンにとって、チャンピオンズリーグは世界最高のクラブ大会です」