ユヴェントスは14日、ジェノアからU-21イタリア代表DFアンドレア・カンビアーゾが加入することを発表した。また、ルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンがジェノアに移籍することも同時に発表されている。


 ユヴェントスのリリースによると、同クラブは移籍金850万ユーロ(約12億円)の2回分割払いでカンビアーゾを獲得する。また、スポーツ目標を達成した場合、最大で300万ユーロ(約4億円)のボーナス支払いが発生する。“ビアンコネロ”と同選手は2027年6月30日までの契約を結んだ。

 なお、カンビアーゾは出場機会を確保するため、今シーズンはそのままレンタル移籍に出される可能性が高いようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』は、買い取りオプションおよび買い戻しオプションの付いたレンタル移籍でボローニャに加入すると伝えている。

 また、ドラグシンは2022-23シーズン終了までの期限付き移籍でジェノアに加入する。
特定のスポーツ目標が達成された場合、550万ユーロ(約7億6000万円)の買取義務が発生し、2年後の支払いで合意している。さらに、パフォーマンス目標が達成された場合、最大で180万ユーロ(約2億5000万円)のボーナス支払いが生じる。

 カンビアーゾは左サイドバックを本職とする22歳。ジェノアの下部組織出身で、アルビッソラ(当時セリエD)、サヴォーナ(当時セリエD)、アレッサンドリア(当時セリエC)、エンポリ(当時セリエB)への期限付き移籍を経験。2021-22シーズンにジェノア復帰を果たしてトップチームデビューを飾り、昨季のセリエAでは26試合の出場で1ゴール4アシストを記録した。

 現在20歳のドラグシンは、2018年に母国クラブからユヴェントスの下部組織に入団。
2020年1月にトップチームデビューを果たした。2021-22シーズン前半はサンプドリア、同シーズン後半はサレルニターナに期限付き移籍し、セリエAの20試合に出場した。