清水エスパルスは17日、フォルタレーザEC(ブラジル)からMFヤゴ・ピカチュウが完全移籍で加入することを発表した。

 背番号は27番に決定。
なお、来日後にメディカルチェックを経て正式契約となる。

 ピカチュウは1992年6月5日生まれの現在30歳。本名はグライビソン・ヤーゴ・ソウザ・リスボアで、『ポケットモンスター』に登場するピカチュウと同様、身長168cmと小柄ながらすばしっこい動きをすることが名前の由来だ。現地では幼少期に在籍していたトゥナ・ルソのコーチがこの名前を授けたと言われている。

 右サイドバックや2列目で起用されることの多い右サイドのスペシャリストで、前への推進力と正確なキックが最大の持ち味。直接フリーキックでも幾度となくゴールネットを揺らしている。
幼少期に在籍していたトゥナ・ルソを経て2005年にパイサンドゥへ加入すると、2012年にトップチームへ昇格。パイサンドゥのトップチームでは通算4シーズンで62得点40アシストを記録した。2016年にリオ・デ・ジャネイロ州の名門であるヴァスコ・ダ・ガマへステップアップを果たすと、在籍した5シーズンで公式戦174試合に出場し26ゴールを上げた。2021年にフォルタレーザへと移籍し、ここまで公式戦では86試合のピッチに立ち23ゴールをマークしている。

 加入が決まったピカチュウは、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「清水エスパルスでプレーするチャンスをいただき、とても幸せです。
私にとってゼ・リカルド監督とともに闘えることも大変嬉しいことです。期待に応えられるよう頑張ります。サポーターの皆さん、まもなくお会いできるのを楽しみにしています!」