アーセナルに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが、同クラブにストライカー補強の噂が挙がっていることについて言及した。11月30日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。


 現在26歳のジェズスは昨年夏にマンチェスター・シティからアーセナルに完全移籍で加入。すぐさまセンターフォワード(CF)の主軸に定着すると、昨シーズンは負傷離脱がありながらも公式戦33試合で11ゴールをマークし、チームの躍進に大きく貢献した。在籍2年目の今シーズンもチャンピオンズリーグ(CL)で3試合連続ゴールを記録するなど存在感を放っている。

 ビルドアップ参加や果敢なプレッシング、チャンスメイクなどでもチームに貢献しているジェズスだが、一部ではゴール数が不足しているという厳しい指摘も。また、アーセナルは攻撃のオプション強化に向けて1月の移籍市場でのCF補強を望んでおり、ブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーに関心を寄せているとも報じられている。

 しかし、ジェズス本人はこうした指摘や報道をそれほど気にしていないようだ。
ストライカー補強の噂が挙がっていることについて問われた同選手は「こうしたことはよく起こるんだ。マンチェスター・シティで僕とセルヒオ・アグエロがゴールを決めていた時でさえ、そのような話があったからね。だからあまり気にしていないよ」とコメント。そのうえで、ゴール量産への意欲は示しつつ、得点力以外の特徴でチームに貢献していく姿勢も強調した。

「僕は自分自身の資質、そしてチームに何をもたらすことができるかということを理解している。僕はゴールを奪うこともできるし、他の部分でもチームを助けることができる。
例えば、他の選手のためにスペースを空けたりね。時に人々は結果や得点者だけを気にして試合を見ていない。でも、僕は自分の試合を理解している。『彼は今日の試合でゴールを奪えなかった』と言われるかもしれないが、もしかしたら僕が走ったことによって誰かのためのスペースが空くかもしれないからね。でも、もちろん毎試合ゴールを決めたいと思っているよ」

 今シーズンのプレミアリーグでは負傷の影響もあり、未だ1ゴールに留まっているジェズス。今後はゴール量産となるだろうか。