シント・トロイデンの元アシスタントコーチが、リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航についてコメントした。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。


 2018-19シーズンから2019-20シーズン途中までシント・トロイデンのコーチを務めたイサメ・シャライ氏(前U-23モロッコ代表監督)は、同クラブで指導した現リヴァプールの遠藤航の当時の印象について問われると、「彼はとても内気で、英語もあまり得意ではなかった。私たちはたくさんの画像を見せて、彼にチームが求めることを理解させる必要があった。大変だったよ」と、コメント。欧州初挑戦となった当初の遠藤とのコミュニケーションに苦労があったことを明かした。

 しかし、その問題はすぐに払拭されたという。同氏は、「私たちは、多くのカメラを使いピッチ上で選手達が何をしているかを細かくチェックしていた。
遠藤はとても賢くプレーしていることに私たちは気が付いた。チームの問題をいち早く解決していたのは彼だったんだ。また、彼はピッチの外でも賢い男であったから徐々に仲間達から信頼を勝ち得ていったよ」と、驚異の危機察知能力で危険な目を摘み取るプレミアリーグ屈指のアンカーへ成長する片鱗を見せていたことを語った。

 シント・トロイデン加入から6年経ち、今やリヴァプールのチームメイトから絶大な信頼を寄せられ、ユルゲン・クロップ監督からも「彼の守備頭脳は傑出している」と絶賛される遠藤航の今後について、シャライ氏は「イングランドの人々は、まだ知らないだろうね。彼が頭でゴールを決めることができ、遠距離から見事なゴールを決めることができるということを」とコメントし、更なる活躍を期待していた。