かつてユヴェントスで活躍した元ユーゴスラビア代表FWダルコ・コバチェビッチ氏は、同僚だったジネディーヌ・ジダン氏がユヴェントスを指揮する日が来ることを確信している模様だ。29日、イタリア紙『トゥットスポルト』が伝えている。


 1990年代から2000年代にかけて高い得点力を武器に活躍したコバチェビッチ氏は、『トゥットスポルト』のインタビューで現役時代を回顧。1999年から2001年まで在籍したユヴェントスについて「私の心はユーヴェとともにある」と、愛着を失っていないことを示した。

 在籍期間自体はそれほど長くなかったものの、コバチェビッチ氏はユヴェントス時代を「本当に特別で、今でも良い思い出がたくさんある」と振り返る。当時のセリエAは世界的なスターが集結しており、ユヴェントスも才能豊かな選手を多数抱えていた。

「ユーヴェは世界中で愛されているよね。クラブの一員になれば、その重要性が分かるんだ。
世界最高の選手であるジダンと一緒にプレーでき、素晴らしい数年間を過ごせた。(アレッサンドロ)デル・ピエロ、(エドガー)ダーヴィッツ、(ダヴィド)トレゼゲ、(アレッシオ)タッキナルディといった勝者も数多く存在した。彼らは素晴らしい選手であると同時に素晴らしい人たちなんだ」

 さらにコバチェビッチ氏には、ジダン氏が指揮官としてユヴェントスに凱旋する日が来るという確信があるようだ。

「彼は(カルロ)アンチェロッティから、偉大なチャンピオンたちで構成されるドレッシングルームを管理する方法を学んでいた。“ジズー”はユヴェントスを愛しているし、それを隠したこともない。いつになるかは分からないけど、ユーヴェの監督になるだろう」

 1999年から2001年にかけてユヴェントスを指揮したアンチェロッティ監督から名監督としての矜持や統率法を学んだジダン氏。
すでにレアル・マドリードでは指揮官として数々のタイトルを獲得しているが、コバチェビッチ氏の“予言”どおりユヴェントスを率いる未来が訪れるのだろうか。